福岡県北九州市門司区の松山ピアノ教室(ソルフェージュ・音楽教室)の講師(松山益代)です。
譜メクリは重要な役割
歌の伴奏や連弾などで、曲が長くて自分で楽譜をめくる事が困難な場合、譜メクリをお願いする事になります。
この「譜メクリ」・・・、
楽譜が読む事ができればそれで良いのか?
・・・というと、譜メクリには「曲によってはコツが要り」ます。
メクッてもらうページの最後の小節と次ページの初めに音がぎっしり詰まっていて、かなりテンポが速い曲の場合は、メクるページの演奏が終わってからヨイショとメクると、もう次ページの2小節目くらいに曲が進んでいたりします。
多くの場合は、
「メクるページの最後の1,2拍」
と
「次ページの1,2拍」
を暗記しておいてそのスキにメクッてもらいますが、
1テンポでもズレると曲の流れが止まってしまいます。
次に「ダルセーニョ」や「ダカーポ」、「カッコ1」、「カッコ2」などある場合は、何度も前に戻ったり、後ろに飛んだりするので、1曲の中で何度もメクッてもらう事になります。
いろいろなタイミングを見はからって「演奏の妨げにならないように上手にメクる」には、自分も演奏される曲を理解していなくてはなりません。
気持ち良く演奏を進めるためには、お互いの協力が必要です。
当教室では、発表会ではソロで弾くだけでなく、友達と連弾をしてもらったり、「ソロだけでいい」という生徒さんにも譜メクリなどでステージに立ってもらう事にしています。
「自分の出番が終わったら、会場の外に出て遊びたい」という気持ちもあるでしょうが、他の人の演奏を聴いたり、連弾や譜メクリなどは良い勉強になると思っています。
どんな所からでも学ぶクセをつけてほしいと思います♪
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