福岡県北九州市門司区の松山ピアノ教室(ソルフェージュ・音楽教室)の講師(松山益代)です。
歌(合唱)の伴奏で上手に弾けるようにするための方法(Part1)
伴奏する時に、こんな悩みありませんか?
『歌(合唱)の伴奏を頼まれたんだけど、歌に伴奏を上手く合わせれない・・・。だんだんズレていってしまう・・・。』
よくあるケースでは・・・、
あなたは、今現在「自分が持っているピアノ演奏のテクニック」に対して100%ギリギリの難しい曲の伴奏を頼まれました。
そして、一所懸命練習し、なんとか弾けるようになりました。
でも、練習やリハーサルで歌(合唱)に合わせようとすると、なんだか上手く合わせることができない。
このような時、悩みを解決する方法はどんなものがあるのでしょうか?
「何度も何度も練習やリハーサルをする?」
↓↓↓
歌(合唱)側が歌いすぎで疲れてしまうかも知れません。
「練習して、ピアノ演奏のテクニックを上げる?」
↓↓↓
本番までに間に合わないかも知れません。
私が、解決策の一つとしておススメするのは、
『楽譜を少し簡単に書き換える』
です。
自分自身のピアノ演奏の発表会で、難度の高い曲に挑戦するのは大いに賛成です。
でも、
伴奏の場合は、「楽譜を少し簡単に」して、演奏に対する自分の意識をギリギリの100%から80%くらいにおさえて、残り20%の意識は「伴奏を弾きながら歌を聴く」ことに向けてみましょう。
では、『楽譜を少し簡単に書き換える』の一例です。
「Allegroで小節の変わり目に、歌にブレスが無く、すぐ次の小節に入りたいのに、どうしても少し赤枠のあたりで遅れてしまう時」の例です。
1.ペダルを踏んでおいて、16分休符を入れる。そのスキに左手を次の音に近づけるように書き換える。
2.1オクターブ届くのがやっとという手の小さいかたは、「1オクターブの右手は下の音、左手は上の音を抜いても良い」と思いますので、そのように書き換える。
3.「休符を左手に入れると止まってしまう感じがする」、「左手に音が3つあると少しずつ遅れてしまう」というかたは、『3つの音を2つ』に、『4拍目は次の小節の左手に向けて少しずつさがってくる』という形でも良いと思いますので、そのように書き換える。
上記は、ほんの一例ですが、どうでしょうか?・・・。
「伴奏する楽譜の内容を簡単に書き換えるなんて、自分のレベルを下げるような気がする!プライドが許さない!!」って思いますか?
えっ? そうですか?・・・。
「気持ち良く歌ってもらうために楽譜を書き換える」ことは、レベルを下げることでは無いと思います。
むしろその逆です。
自分一人のためでなく、
より良い演奏をみんなでするために「工夫をする」のですから、これは「レベルアップ♪」だと思います。
「レベルアップ」って、自分の技術的な面を上げることだけではないはず。
音楽はみんなで音を『楽しんで』こそ、音楽だと思いますよ♪
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