☆【音楽】学年が上がる毎に譜読み&聴き取りのスピード&応用力に大差がつくのはなぜ?(Part1)☆

福岡県北九州市門司区の松山ピアノ教室(ソルフェージュ・音楽教室)の講師(松山益代)です。

学年が上がる毎に譜読み&聴き取りのスピード&応用力に大差がつくのはなぜ?(Part1)

今回は私の譜読みの仕方についてお話したいと思います。
私が初めての楽譜を読み取るときには先ず「調」を確認し、頭の中で
Cdurの例
を弾きます。(実際にピアノで弾いてみる事もあります)
上図は「C dur」の例です。※「Bdur」なら「Bdur」の音階プラス和音です。

①コードネームを目で追いながら音を弾きます。
②コードが無い楽譜は頭の中でコードを読み取り、リズムを見ながら音をのせます。
③コードと曲の仕組み(次にどの和音が来るのか?)が分かっていれば、1音1音片手ずつ目で楽譜を追わなくても和音(塊:かたまり)で読み取ることができます。
つまり、楽譜を横に次へ次へ読むのではなく、縦横同時に一度で読んでしまう・・・という事です。
④一度弾いて複雑な所だけにチェックを入れ、次回からは初見で弾けなかった所から練習をし、全体を通して弾きます。

今回は、小学3~4年生くらいの子が発表会などでよく弾く「ソナチネアルバム1番」の最初の部分だけを使って説明します。
SONATINE-1
★導音(音階の7番目の音)は、右手と左手を重ねて弾かないという規則があります。よって4小節目は右手に「シ(導音)」があるので、左手はG7(ソ・シ・レ・ファ)の「シ」を抜いて(ソ・レ・ファ)になっています。

SONATINE1-3-1
メロディーを見ながらコードネームを頭の中で読み取ることができると、次に何の音が来るのか自然に分かるようになります。
音楽の仕組みを勉強しながら練習をする事によって、最初のうちは時間がかかり「進み方が遅いのでは?」と感じるかもしれませんが、ある時点を超えると譜読みや聴き取り、その他の応用力に大差が出てきます。
高い山を目指すなら、土台をしっかり・どっしりと築いてから積み上げて行く・・・に共通すると思います。

 

 

 

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