バイエル終了後、よく使用される「ABC」「ブルグミュラー」の進め方について
一緒に勉強する組み合わせ
- ABC4番
- ブルグミュラー9番 狩猟
この2曲はハ長調で始まり、中間部は平行調の「イ短調」
そして再び「ハ長調」に戻ります。
ABCは、
左手の和音のベースラインが半音ずつ下行する進行
ブルグミュラーの左手は、
Ⅰの和音を第一、第二転回形と進みます。
※当教室ではバイエル後半に入り始めたら、「Ⅰ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅴ7・Ⅰ」の順で各調で右手・左手共に和音を横にすばやく読み取るワーク(基本形+第一、第二転回形からスタートの3パターン)を行います。
各和音の転回形をすばやく読み取れるように、分散和音・和音の2種類の右手・左手のワークをしていただいています。
(ここではこれ以上詳しくは述べません)
ABCのハ長調スタートの部分の左手は、「ト音記号」で記述されているのに対し、
ブルグミュラーのハ長調の部分の左手は、「ヘ音記号」。
ABCの中間部イ短調スタートの部分は、「ヘ音記号」
ブルグミュラーの中間部イ短調の部分は、「ト音記号」。
ちょうど、逆の形になっているので、
譜読みの進行を確認する組み合わせに適しています。
ABC4番の中間部でイ短調の和音が、ハ長調に比べて、
譜読みに時間がかかる場合は、和声短音階と和音の進行を照らし合わせ復習します。
(バイエルの段階で勉強します)
当教室の方針
初級の段階で和音の進行を理解していただき、
「和音奏の多い楽譜の譜読みに時間がかかる」
また、
「和音の部分だけ譜読みに時間がかかる」
…などの問題を軽減していただきます。
当教室では「リズムの勉強」も大切にしています。
ブルグミュラーの狩猟のように、「弱起で始まる曲がスムーズにできるよう」体験レッスンに来ていただいた当日から
リズムカードを組み合わせ、リズムの異なるメロディーを聴きながら目の前にあるカードのリズムを打っていただきます。
- 強起
- 弱起
の両方していただいています。
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